遺産承継業務の流れ
相続とは、人が死亡した場合に、その死者と一定の親族関係にあるものが財産上の法律関係を当然に、かつ包括的に承継することをいいます。そして、民法882条により、相続は、死亡によって開始するとされています。したがって、相続自体は、特別の手続きがなくとも開始することになります。
もっとも、相続財産に不動産がある場合には、相続を原因とする登記が必要になったり、また、相続人が複数いる場合には、相続財産をどのように管理するか、また、遺産分割をどのようにするかを決める必要があるなど、実際には、相続に伴い行うべきことは少なくありません。
遺産承継の大まかな流れとしては、まず、相続の対象となる財産を正確に把握することが必要となります。そして、相続人が誰であるかを、相続順位にしたがって把握することが必要となります。相続人が複数いる場合には、相続財産は共有に属するとされている(民法898条)ため、共有でよいのであれば、これらの行為によって、どの財産が、誰との共有に属するかを把握できるため、これらの行為で足ります。
谷﨑・木村合同事務所は、相続、遺産整理、遺産承継業務を中心に、登記まわりの法律問題を取り扱っております。大阪市、八尾市、東大阪市、藤井寺市を中心に、大阪、奈良、兵庫、京都にお住いの皆様からのご相談を承っております。相続登記などについてお困りの際はお気軽にお問い合わせください。豊富な知識と経験からご相談者様に最適な解決方法をご提案させていただきます。