相続財産の確定
相続は、法的には、被相続人の死亡により、自動で行われることになります。そして、相続人調査により、相続人を把握する必要が生じますが、相続人を把握した場合、そこで相続が終わるわけではなく、相続の対象となる財産を把握する必要があります。このような、相続の対象となる財産を把握することを、相続財産の確定といいます。相続財産の確定も、相続人調査と同様に、相続や遺産分割手続きの前提となるものであるため、重要なものです。
実際に相続財産の確定を行う際には、被相続人の自宅や職場にある金融機関の通帳や土地の権利書などを探していくことから始めます。家族である相続人が知らないような財産を被相続人が持っていた可能性もあるため、慎重に手続きしていくことが重要です。
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